必要なデータを正確に分析・報告を行い、
チーム医療に貢献
室長
Y.Y
2012年入社
臨床検査技師は、医師の指示の許に、検体検査、生理検査を行うことが主な役割です。
診療側が診断や治療方針を決定するために、必要な検査データを報告することや、他職種とコミュニケーションの充実を図ることで、チーム医療に貢献しています。
当院で実施する生理検査は、心電図・肺機能・超音波(腹部、心臓、表在)・ABIを測定いたします。また、検体検査は、尿一般・血液・生化学・輸血検査を行っています。また、患者さんへの採血やサテライトクリニックでの検査業務も担当いたします。
室長
Y.Y
2012年入社
臨床検査技師は、医師の指示の許に、検体検査、生理検査を行うことが主な役割です。
診療側が診断や治療方針を決定するために、必要な検査データを報告することや、他職種とコミュニケーションの充実を図ることで、チーム医療に貢献しています。
臨床検査技師6名(女6)で、平日:8:15~17:30(実労働7時間45分、休憩45分)、
土曜:8:15~13:00(実労働4時間、休憩なし)を
サテライトクリニックの業務を含め4~5名で勤務しています。
腎・泌尿器の専門病院として尿定性・沈渣は、目視で確認を行い、迅速に検査結果を診療側へ報告しています。また、悪性を疑うような所見があれば細胞診等で精査を依頼し、疾患の早期発見に役立っています。
泌尿器領域が主ですが、循環器・上腹部・頚動脈・甲状腺・下肢静脈などの検査も行っています。また、前立腺生検を行う際に、MRIと超音波画像を連動させ、操作支援を行い、検査効率・癌陽性率の向上に貢献しています。
当院は、感染防止管理加算2の算定を行っていますので、週1回の実施が義務付けられているICT(感染制御)チームによるラウンドに参加しています。チーム内で検査技師の役割は、薬剤耐性菌の検出状況をモニタリングし、院内感染の発生や拡大防止に必要な情報提供を行うことです。毎週、薬剤耐性菌の陽性者リストとアンチバイオグラムを載せた感染症情報レポートを作成した上で、ラウンド時に報告いたします。また、月1回開催のチーム会議内で、院内全体で感染制御に有用な情報を共有できるように努めています。
当院は、臨床検査の適正化に関する委員会を設置しています。内部精度管理は、各検査機器のキャリブレーションやコントロール測定を実施することで、日差変動と再現性の管理をしています。また、外部精度管理は、臨床検査技師会主催の月例サーベイや福岡県医師会臨床検査精度管理調査に参加していますので、当院で実施する検査結果の正確性や精密性の向上に努め、臨床側に有用な検査結果を提供しています。
当院の検査業務は、検体検査・生理検査を専任制でなく、各パートに分け、週間のローテーション制で担当しています。そのため、採用後しばらくは、各分野の業務を把握することに努めて頂きますが、多岐に渡る業務を担うことで、幅広い知識や技術を習得し、臨床検査技師としてのスキルアップに繋がります。特に、腎・泌尿器系の症例に携わる機会が多く、経験を重ね専門性の高い知識や技術を習得することが可能です。
自分が実施した検査から病気を発見出来たことで、患者さんの命を救うことに繋がっていると思え、やりがいを感じます。様々な経験を積み重ね、幅広い知識や技術を身につけ、患者さんの些細な異常や変化に気づき、臨床側に迅速かつ正確な検査結果を報告することが、危険な状態に陥る前の早期治療につながり適切な医療の提供に貢献しています。また、サテライトクリニックでも、臨床検査技師は重要な役割を担い、チーム医療や様々な分野で専門性を活かしています。